NJ

日本語ジャーナル:日本語を「知る」「教える」

日本語ボランティアチューター制度で広がるコミュニケーションの輪

名古屋YMCA日本語学院では、「日本語ボランティアチューター」の制度を作り、活動を続けています。日本語ボランティアチューターとは、日本語を教えるというよりも、学習者と1対1でおしゃべりをし、学習者との関係を築いてもらうようなボランティアです。 今…

オンラインで学生の出席率アップ─カイ日本語スクールの取り組み

多くの日本語学校は2020年の3月ぐらいから、コロナ禍のために授業のオンライン化への対応を余儀なくされました。そんな中、今から5年前から学校のオンライン化を積極的に進め、今回のコロナ禍にあってもさまざまな工夫をこらして、柔軟にオンライン教育を…

日本語教師の国家資格の制度設計に向けた動き

7月9日(木)に第1回「日本語教師の資格に関する調査研究協力者会議」が文化庁のWEB会議で行われました。これは、2020年3月に文化審議会国語分科会日本語教育小委員会がとりまとめた「日本語教師の資格の在り方について(報告)」を受けて、ここで提言さ…

第二言語習得研究の過去・現在・未来

第二言語習得研究という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。日本語教育能力検定試験にもよく出題されますし、研究発表のテーマなどにもよく取り上げられます。外国人が第二言語として日本語を習得する時、何がどう影響するのか、教え方によって習得…

未来に生きる日本語教材 Vol.3

私たちが母語を習得し、自由に読んだり書いたりできるようになるまでには、家づくりと同様に、目には見えない土台づくりの期間があります。就学前の子どもたちに目を向けると、そのことがよく分かります。クレヨンをにぎって夢中で塗り絵をしたり、ハサミや…

8月14日(金)締切:難民の方々に日本語学習を提供するクラウドファンディングのご案内

「日本語ができないから仕事が見つからない」「スーパーや病院で会話ができない」「住んでいる地域にとけ込めない、つながりがない」そんな困りごとがあるにも関わらず、在留ステータスによって日本語学校にさえ通うことができない難民の方々に日本語を学ぶ…

オンライン教育は「対面授業の代替」から「ハイブリッド型への最適化」へ

新型コロナウィルスの拡大に伴い、教育機関の多くが対面授業からオンライン授業へ移行しました。日本語教育機関も例外ではありません。緊急事態宣言が解除になり、通学も少しずつ可能になる中で、オンライン授業は新しいフェーズに進みつつあるようです。日…

出産前の時間を有効に使って勉強に集中。テキストと用語集をフル活用し、見事1回で合格!

韓国で日本語教師として働く夢を持ち、検定試験合格を目指した千嶋成美さん(看護師) に、講座の魅力や学習法を聞きました。

【速報】日本語教育能力検定試験の出願は8月3日(月)締切!

日本語教師を目指している人が待ちに待っていた、令和2年度日本語教育能力検定試験の出願期間が発表になりました。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、春先の日本語能力試験や日本留学試験などの日本語教育関連試験は軒並み中止となっておりましたが、日…

漢字は悪魔が作った文字? 漢字習得のハードルが高い原因を探る

漢字への興味が動機となって意欲的に学ぼうとする人がいる一方で、その難しさから日本語習得そのものに挫折してしまう人も少なくありません。「漢字は難しい」と思うその原因は何なのでしょうか。「漢字は面白い」と思ってもらえる授業を目指すため、まずは…

新型コロナ感染防止の準備を整えて学校再開を待つ ─ ミャンマーの日本語教室から

今年2月から特定技能クラスの様子をお伝えしているヤンゴンの語学学校、アミクスグローバルミャンマー・ランゲージセンター。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月半ばから学校閉鎖が続いていますが、いよいよ再開の日が近づいてきました。再開に向…

未来に生きる日本語教材 Vol.2

日本語を学ぶ目的やペースは人によってさまざまです。中には、自分の意志とは関係なく日本語を習得する必要に迫られる人たちもいます。例えば、家族の仕事などの都合で来日した子どもたちです。滞在が中長期にわたる場合、学校の定期テストや入学試験、就職…

育児休暇を利用して、隙間時間に学習。教材を信じて最後までついていきました

日本語教育能力検定試験に合格した後も、テキストを読み返しているという山本布貴さん(会社員)。日本語教師を目指したきっかけや学習法などをお聞きしました。

異業種のプロに聞く!『ことばの壁を越える極意(ワザ)』 〜ロシア語通訳編〜

ヨーロッパの中でもっとも母語話者が多く、14カ国以上で話されているロシア語。文字も文法も日本語とは一見かけ離れているように思えますが、ロシアにおける日本語教育は、じつに300年以上もの深い歴史があります。ロシア語話者が日本語の魅力を堪能し、言葉…

「悲しくて涙が出る」ほど、日本語の文字習得は苦労する

日本で育った日本人は普段、苦もなく使っている、ひらがな・カタカナ・漢字などの日本語の文字。これらの文字を外国人学習者が習得しようとするとき、大きな壁が立ちはだかります。私も、長年日本語を教える中で、何度も学習者の文字習得への苦労を目の当た…

インドネシア全土で使える教科書の開発をめざして

いま、アジア地域では、日本語教育の裾野が急激に広がりつつあります。中国に次ぎ世界第2位の学習者数を誇るのは、世界屈指の多言語国家として知られるインドネシアです。約74.5万人の日本語学習者のうち、95%は高校生。大学の日本語教師の中には、日本で…

コロナ禍によるオンライン授業の計画、実施で感じたことー日本語学校主任教員の立場からー

今回のコロナ禍の影響は社会のさまざまなところに影響を及ぼしており、社会のあり方も大きく転換を迫られています。その中でもとりわけ影響が大きいのが、「学校」などの教育機関です。小学校や中学校などは軒並み休校になり、部分的にオンライン授業を行っ…

分け隔てなくともにー近代留学生教育と嘉納治五郎ー

NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』では、日本が初参加した1912年のストックホルムオリンピックから1964年の東京オリンピックまでの半世紀にわたる日本オリンピックムーブメントの歩みが色彩豊かに描かれました。主人公は日本マラソンの父と称…

「日本語」教師としてだけではなく、在住外国人の支援を考える

私たちが行いたいと思い、かつ在住外国人が求めているのは、どのような支援でしょうか。「日本語」ボランティアや「日本語」教師ということばが示すように、どうしても私たちの活動は日本語を教えることから切り離しにくくなっています。しかし、共生が生活…

フリーの日本語教師を目指し「合格パック」を受講。教える感動をもっともっと味わいたい

必ず日本語教育能力検定試験に合格する! という目標を持ち、結果を出した三橋和子さん (自営業) 。学習スタイルや受験対策などをお聞きしました。

休校中のオンライン授業で見えてきたこと─ミャンマーの日本語教室から

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月半ばに出された学校閉鎖の措置命令。このコラムでお伝えしてきているヤンゴンの日本語学校も休校していますが、その間もマンツーマンのオンライン授業などを組み込んで学習は続いています。休校期間中の様子を、…

苦労も喜びも多かった!バンコクの日本語学校での教師生活

今、非常に注目されている職業、「日本語教師」。「年齢に関係なく働ける」「今までの人生が強みになる」「自分らしいワークスタイルを選べる」――第二の人生に日本語教師を目指す方も増えています。定年目前で会社を辞めて、3年間タイで日本語を教え、現在は…

60歳を目前に日本語教師になり、タイに海外転職した私

今、外国人労働者の受け入れ問題などをきっかけに、「日本語教師」という職業に注目が集まっています。現在活躍している日本語教師の皆さんは、今までどのような人生を歩み、どのように日本語教師になったのでしょうか。3年間タイで日本語を教え、現在は日本…

私らしい働き方で「やさしいコミュニケーション」を届けたい

日本語教師の仕事は日本語学校などの教育機関で教えるだけではありません。今回はフリーランスの日本語教師として外国人学習者に日本語を教える傍ら、自ら「やさしいコミュニケーション協会」という一般社団法人を立ち上げ、医療現場における「やさしい日本…

未来に生きる日本語教材

皆さんは、「日本語の教材」というと、どんなものをイメージしますか?文法解説書?長文読解集?単語帳......? 世の中には、工夫を凝らした教材が数え切れないほどありますよね。しかし、「教育の目標を達成するために、さまざまな文化の中から、選ばれたり…

生活支援の視点からはじめる地域日本語教育 ―福岡県 かすが・にほんごひろばの挑戦

日本語ボランティア教室の活動内容を考えたとき、多くは文型を教えることを中心にしたものと、外国人との交流を中心としたものに分けられるでしょう。その中で、福岡県春日市の「かすが・にほんごひろば」では、外国人が日常生活でぶつかる困難を乗り越えら…

フランスにおける日本語メディアの創設 -イリフネ出版創業者ベルナール・ベロー氏とマガジンハウス創業者清水達夫氏-

古くは19世紀欧州の“Japonisme”という日本ブームを牽引し、現在では300万人が訪れる日本文化イベントが開催されるなど、フランスは日本語や日本文化にとりわけ理解のある国とされています。 今回は、そのフランスにおいて長年日本語とフランス語による情報発…

それでも日本語を学ぶ理由 ー日韓の高校生が高め合う学習意欲ー

約56万人の日本語学習者のうち、中学生と高校生が8割を占める韓国*1。日本での就職をめざす理工系の学生や、生活・教養科目として日本語を学ぶ学生が増えています。近年は、外交関係の悪化や日本経済の低迷、英語教育・中国語教育に対する関心の高まりとい…

異業種のプロに聞く!『ことばの壁を越える極意(ワザ)』 〜中国人材コーディネーター編〜

「もっと自然な日本語を話せるようになりたい」「限りなくネイティブに近づきたい」。学習者のそんな熱意に応えるべく、異業種のエキスパートから日本語教育でも応用できるワザを伝授してもらう新企画『ことばの壁を越える極意(ワザ)』。今回は、中国人材…

ロシアの日本理解に力を尽くした日本人漂流民ゴンザ - 露日辞典と300年にわたる教師リレー -

日本とロシアとの修好165周年を迎える今日、日露間では、政治経済から文化芸術まで幅広いチャンネルで交流が行われています。日本の外務省が2016年に実施した調査によると、ロシアでは日露関係が比較的友好状態にあると認識する人々の割合が約80%に上り、日…

異業種のプロに聞く!『ことばの壁を越える極意(ワザ)』 〜英語・日本語 同時通訳編〜

「もっと自然な日本語を話せるようになりたい」「ネイティブに近づきたい」。学習者のそんな熱意に応えるべく、異業種のエキスパートから、日本語教育でも応用できるワザを伝授してもらう新企画『ことばの壁を越える極意(ワザ)』。トップバッターは、英語…

日本語教師はどんな辞書を使っているの? 現役教師お勧めの辞書をご紹介します

言葉を学ぶ時にも、教える時にも辞書は欠かせません。辞書と言えば『広辞苑』、『大辞林』のような分厚いものから三省堂の『新明解国語辞典』のように携帯できるものまで、形は様々です。『日本国語大辞典』という全14巻の大著もあれば、最近ではネット辞書…

【アメリカで日本語教師アシスタント】個性を認め、褒めて伸ばす教育をしたい

一般財団法人国際教育文化交流協会(ISECE)が行う日本語アシスタント教師インターンシッププログラムは、海外での日本語教育を現場レベルで体験できるプログラムです。このプログラムでアメリカ、オレゴン州ポートランドの中学校でインターンシップを経験し…

夜の日本語授業には家族全員で参加―地域の日本語支援にzoomを活用する

新型コロナウイルスが日本全国に広がる中、教育機関では授業をオンラインに切り替える動きが加速しています。日本語学校での実践については、以前に「緊急リポート―全校でオンライン授業を実施。新宿日本語学校の場合」でお伝えしましたが、今回は岐阜県・可…

【アメリカで日本語教師アシスタント】公立学校でイマージョン教育のサポートを経験

一般財団法人国際教育文化交流協会(ISECE)が行う日本語アシスタント教師インターンシッププログラムは、海外での日本語教育を現場レベルで体験できるプログラムです。このプログラムでアメリカ、オレゴン州ポートランドの高校と中学校でインターンシップを…

日本留学試験で学生が高得点を取るための指導法

日本留学試験は日本の大学進学を目指す留学生が受験する試験です。受験者は毎年増加しており、2019年度は日本国内で約3.7万人、海外で1.3万人、合計約6万人もの人が受験しました。この日本留学試験の最新の傾向を踏まえ、どのような指導をすれば学生が高得…

めざすは“核心素養”ー新しい日本語教育を模索する中国の今ー

100万人を超える人々が日本語を学ぶ世界一の日本語学習大国、中国。教師の日本語力が全般的に高く、中・上級レベルに達する学習者が非常に多いのが特徴と言われています。その中国で2018年、日本の文部科学省にあたる中国教育部が、日本語教育に関する新しい…

4月24日(金)締切―日本語教育の推進に関する基本方針(案)についてパブリックコメント募集

2019年6月に公布・施行された「日本語教育推進法」は、多文化共生の実現のために日本語教育の推進を不可欠なものと位置づけ、日本語教育を実施する責務の主体を明確にした画期的な法律です。これを受けて、2019年から2020年にかけて、日本語教育推進関係者…

日本語教師になろう!―フリーランスだからこそ繋がりが大事

日本語教師を目指している方やまだ経験の浅い日本語教師の方を応援するための本コラムもいよいよ今回が最終回です。最終回のテーマはフリーランス日本語教師について。最近とみに耳にするようになったフリーランス日本語教師ですが、そもそも「フリーランス…

日本語ボランティアチューターのススメ

名古屋YMCA日本語学院では、「日本語ボランティアチューター」の制度を作り、活動を続けています。学校の中で、「日本語ボランティアチューター」はどんな役割を担っているのでしょうか。どんな活動を行っているのでしょうか。名古屋YMCA日本語学院主任教員…

学生たちの吉報が次々と日本に入る―ミャンマーの日本語教室から

3月にミャンマーで初めて行われた特定技能試験(介護分野・外食分野)。この半年間、ゼロから始めて一生懸命に日本語と介護技術を学んで来た学生たちが難関に挑みました。新型コロナウイルスの暗い影が忍び寄りつつある中、学生たちは大いに奮闘し、素晴ら…

すぐわかる 日本語教師の国家資格化について

新型コロナウイルスの影響により、さまざまなイベントや会議が軒並み中止になった3月、第73回文化審議会国語分科会は持ち回り開催となり、報告書「日本語教師の資格の在り方について(報告)」(案)(文化審議会国語分科会(第73回)(持ち回り開催))に…

日本語教師になろう!―活躍するフィールドは日本だけじゃない

日本語教師になるからには、一度は海外で教えてみたい! または、海外で仕事をするために日本語教師を目指した! という人もいるのではないでしょうか。でも、どうやったら海外で教えられるの? 経験は必要? 収入は? ビザは? わからないことも多いですよ…

赤間泰子教諭の日本語教育物語 -小笠原諸島返還とJSL児童へのことばの支援

東京から南に1,000キロ離れた島々で構成される小笠原諸島は、その豊かな文化と自然から世界自然遺産に登録され、毎年多数の観光客が訪れています。本州からの移住者も多く、父島では9割を占めるに至っていますが、1968年まではアメリカの施政権下にありまし…

YouTubeから生まれた日本語教材『Casual Nihongo / カジュアル日本語』出版しました

昨年、「50カ国・地域の日本語学習者に発信するYouTuberあっきーさんの活動」の記事でご紹介した、日本語教師YouTuberのあっきーさん。前回の記事掲載がご縁で、この度、アルクから『Casual Nihongo / カジュアル日本語』という新刊を出版しました。あっきー…

イスラム教徒が「自分らしく」生活するために―地域日本語教室の目標を考える

イスラム教徒が日本で「自分らしく」生活しようとするとき、文化や宗教などの違いから様々な困難が生じます。イスラム教徒が日本の生活においても「自分らしく」ふるまえることを支えるため、という視点から日本語を教えることを考えたとき、教室活動の目標…

NAFLを通学制養成講座のテキストとして活用する

2019年4月に日本語講師養成講座を開講し、同年10月に第1期の修了生を日本語教師として送り出した三幸日本語教師養成カレッジ。カリキュラムの総時間数は480時間と、都内近郊の養成講座の中では突出して多く、理論、実習とも、手厚く充実した指導が行われて…

リーチマイケル選手の日本語が生んだ、ワンチームとしての多文化共生

ラグビーワールドカップ日本大会における日本代表選手たちの活躍は目覚ましく、史上初のベスト8に進み、チームのスローガンである「ONE TEAM」はその年の流行語大賞にも選ばれました。日本全体がまさに一つになった大会でしたが、実はその過程には、海外出…

緊急リポート―全校でオンライン授業を実施。新宿日本語学校の場合

日本国内で新型コロナウィルスの感染が広がり、小中高校は一斉休校となりましたが、外国人留学生が学ぶ日本語学校でも多くの学校が休校や時差通学の措置を取りました。そんな中、東京都新宿区高田馬場にある学校法人江副学園新宿日本語学校では、学生を登校…

公教育で学びのセーフティネットを―夜間中学松戸市立第一中学校みらい分校の挑戦

戦後の混乱期に誕生し、義務教育を終えることができなかった方のための学びの場であった夜間中学。それが最近では、日本に暮らす外国籍の方たちが日本語や教科を学ぶ場にもなっていることをご存知ですか。国は義務教育未修了者だけでなく、不登校の生徒の学…