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日本語ジャーナル:日本語を「知る」「教える」

私らしい働き方で「やさしいコミュニケーション」を届けたい

日本語教師の仕事は日本語学校などの教育機関で教えるだけではありません。今回はフリーランスの日本語教師として外国人学習者に日本語を教える傍ら、自ら「やさしいコミュニケーション協会」という一般社団法人を立ち上げ、医療現場における「やさしい日本…

未来に生きる日本語教材

皆さんは、「日本語の教材」というと、どんなものをイメージしますか?文法解説書?長文読解集?単語帳......? 世の中には、工夫を凝らした教材が数え切れないほどありますよね。しかし、「教育の目標を達成するために、さまざまな文化の中から、選ばれたり…

生活支援の視点からはじめる地域日本語教育 ―福岡県 かすが・にほんごひろばの挑戦

日本語ボランティア教室の活動内容を考えたとき、多くは文型を教えることを中心にしたものと、外国人との交流を中心としたものに分けられるでしょう。その中で、福岡県春日市の「かすが・にほんごひろば」では、外国人が日常生活でぶつかる困難を乗り越えら…

フランスにおける日本語メディアの創設 -イリフネ出版創業者ベルナール・ベロー氏とマガジンハウス創業者清水達夫氏-

古くは19世紀欧州の“Japonisme”という日本ブームを牽引し、現在では300万人が訪れる日本文化イベントが開催されるなど、フランスは日本語や日本文化にとりわけ理解のある国とされています。 今回は、そのフランスにおいて長年日本語とフランス語による情報発…

それでも日本語を学ぶ理由 ー日韓の高校生が高め合う学習意欲ー

約56万人の日本語学習者のうち、中学生と高校生が8割を占める韓国*1。日本での就職をめざす理工系の学生や、生活・教養科目として日本語を学ぶ学生が増えています。近年は、外交関係の悪化や日本経済の低迷、英語教育・中国語教育に対する関心の高まりとい…

異業種のプロに聞く!『ことばの壁を越える極意(ワザ)』 〜中国人材コーディネーター編〜

「もっと自然な日本語を話せるようになりたい」「限りなくネイティブに近づきたい」。学習者のそんな熱意に応えるべく、異業種のエキスパートから日本語教育でも応用できるワザを伝授してもらう新企画『ことばの壁を越える極意(ワザ)』。今回は、中国人材…

ロシアの日本理解に力を尽くした日本人漂流民ゴンザ - 露日辞典と300年にわたる教師リレー -

日本とロシアとの修好165周年を迎える今日、日露間では、政治経済から文化芸術まで幅広いチャンネルで交流が行われています。日本の外務省が2016年に実施した調査によると、ロシアでは日露関係が比較的友好状態にあると認識する人々の割合が約80%に上り、日…

異業種のプロに聞く!『ことばの壁を越える極意(ワザ)』 〜英語・日本語 同時通訳編〜

「もっと自然な日本語を話せるようになりたい」「ネイティブに近づきたい」。学習者のそんな熱意に応えるべく、異業種のエキスパートから、日本語教育でも応用できるワザを伝授してもらう新企画『ことばの壁を越える極意(ワザ)』。トップバッターは、英語…

日本語教師はどんな辞書を使っているの? 現役教師お勧めの辞書をご紹介します

言葉を学ぶ時にも、教える時にも辞書は欠かせません。辞書と言えば『広辞苑』、『大辞林』のような分厚いものから三省堂の『新明解国語辞典』のように携帯できるものまで、形は様々です。『日本国語大辞典』という全14巻の大著もあれば、最近ではネット辞書…

【アメリカで日本語教師アシスタント】個性を認め、褒めて伸ばす教育をしたい

一般財団法人国際教育文化交流協会(ISECE)が行う日本語アシスタント教師インターンシッププログラムは、海外での日本語教育を現場レベルで体験できるプログラムです。このプログラムでアメリカ、オレゴン州ポートランドの中学校でインターンシップを経験し…

夜の日本語授業には家族全員で参加―地域の日本語支援にzoomを活用する

新型コロナウイルスが日本全国に広がる中、教育機関では授業をオンラインに切り替える動きが加速しています。日本語学校での実践については、以前に「緊急リポート―全校でオンライン授業を実施。新宿日本語学校の場合」でお伝えしましたが、今回は岐阜県・可…

【アメリカで日本語教師アシスタント】公立学校でイマージョン教育のサポートを経験

一般財団法人国際教育文化交流協会(ISECE)が行う日本語アシスタント教師インターンシッププログラムは、海外での日本語教育を現場レベルで体験できるプログラムです。このプログラムでアメリカ、オレゴン州ポートランドの高校と中学校でインターンシップを…

日本留学試験で学生が高得点を取るための指導法

日本留学試験は日本の大学進学を目指す留学生が受験する試験です。受験者は毎年増加しており、2019年度は日本国内で約3.7万人、海外で1.3万人、合計約6万人もの人が受験しました。この日本留学試験の最新の傾向を踏まえ、どのような指導をすれば学生が高得…

めざすは“核心素養”ー新しい日本語教育を模索する中国の今ー

100万人を超える人々が日本語を学ぶ世界一の日本語学習大国、中国。教師の日本語力が全般的に高く、中・上級レベルに達する学習者が非常に多いのが特徴と言われています。その中国で2018年、日本の文部科学省にあたる中国教育部が、日本語教育に関する新しい…

4月24日(金)締切―日本語教育の推進に関する基本方針(案)についてパブリックコメント募集

2019年6月に公布・施行された「日本語教育推進法」は、多文化共生の実現のために日本語教育の推進を不可欠なものと位置づけ、日本語教育を実施する責務の主体を明確にした画期的な法律です。これを受けて、2019年から2020年にかけて、日本語教育推進関係者…

日本語教師になろう!―フリーランスだからこそ繋がりが大事

日本語教師を目指している方やまだ経験の浅い日本語教師の方を応援するための本コラムもいよいよ今回が最終回です。最終回のテーマはフリーランス日本語教師について。最近とみに耳にするようになったフリーランス日本語教師ですが、そもそも「フリーランス…

日本語ボランティアチューターのススメ

名古屋YMCA日本語学院では、「日本語ボランティアチューター」の制度を作り、活動を続けています。学校の中で、「日本語ボランティアチューター」はどんな役割を担っているのでしょうか。どんな活動を行っているのでしょうか。名古屋YMCA日本語学院主任教員…

学生たちの吉報が次々と日本に入る―ミャンマーの日本語教室から

3月にミャンマーで初めて行われた特定技能試験(介護分野・外食分野)。この半年間、ゼロから始めて一生懸命に日本語と介護技術を学んで来た学生たちが難関に挑みました。新型コロナウイルスの暗い影が忍び寄りつつある中、学生たちは大いに奮闘し、素晴ら…

すぐわかる 日本語教師の国家資格化について

新型コロナウイルスの影響により、さまざまなイベントや会議が軒並み中止になった3月、第73回文化審議会国語分科会は持ち回り開催となり、報告書「日本語教師の資格の在り方について(報告)」(案)(文化審議会国語分科会(第73回)(持ち回り開催))に…

日本語教師になろう!―活躍するフィールドは日本だけじゃない

日本語教師になるからには、一度は海外で教えてみたい! または、海外で仕事をするために日本語教師を目指した! という人もいるのではないでしょうか。でも、どうやったら海外で教えられるの? 経験は必要? 収入は? ビザは? わからないことも多いですよ…

赤間泰子教諭の日本語教育物語 -小笠原諸島返還とJSL児童へのことばの支援

東京から南に1,000キロ離れた島々で構成される小笠原諸島は、その豊かな文化と自然から世界自然遺産に登録され、毎年多数の観光客が訪れています。本州からの移住者も多く、父島では9割を占めるに至っていますが、1968年まではアメリカの施政権下にありまし…

YouTubeから生まれた日本語教材『Casual Nihongo / カジュアル日本語』出版しました

昨年、「50カ国・地域の日本語学習者に発信するYouTuberあっきーさんの活動」の記事でご紹介した、日本語教師YouTuberのあっきーさん。前回の記事掲載がご縁で、この度、アルクから『Casual Nihongo / カジュアル日本語』という新刊を出版しました。あっきー…

イスラム教徒が「自分らしく」生活するために―地域日本語教室の目標を考える

イスラム教徒が日本で「自分らしく」生活しようとするとき、文化や宗教などの違いから様々な困難が生じます。イスラム教徒が日本の生活においても「自分らしく」ふるまえることを支えるため、という視点から日本語を教えることを考えたとき、教室活動の目標…

NAFLを通学制養成講座のテキストとして活用する

2019年4月に日本語講師養成講座を開講し、同年10月に第1期の修了生を日本語教師として送り出した三幸日本語教師養成カレッジ。カリキュラムの総時間数は480時間と、都内近郊の養成講座の中では突出して多く、理論、実習とも、手厚く充実した指導が行われて…

リーチマイケル選手の日本語が生んだ、ワンチームとしての多文化共生

ラグビーワールドカップ日本大会における日本代表選手たちの活躍は目覚ましく、史上初のベスト8に進み、チームのスローガンである「ONE TEAM」はその年の流行語大賞にも選ばれました。日本全体がまさに一つになった大会でしたが、実はその過程には、海外出…

緊急リポート―全校でオンライン授業を実施。新宿日本語学校の場合

日本国内で新型コロナウィルスの感染が広がり、小中高校は一斉休校となりましたが、外国人留学生が学ぶ日本語学校でも多くの学校が休校や時差通学の措置を取りました。そんな中、東京都新宿区高田馬場にある学校法人江副学園新宿日本語学校では、学生を登校…

公教育で学びのセーフティネットを―夜間中学松戸市立第一中学校みらい分校の挑戦

戦後の混乱期に誕生し、義務教育を終えることができなかった方のための学びの場であった夜間中学。それが最近では、日本に暮らす外国籍の方たちが日本語や教科を学ぶ場にもなっていることをご存知ですか。国は義務教育未修了者だけでなく、不登校の生徒の学…

申し込みから熾烈な特定技能試験―ミャンマーの日本語教室から

2019年から始まった特定技能制度。アジア各地で技能試験と日本語基礎テストが行われていますが、ミャンマーでもいよいよ3月に介護分野と外食分野の技能試験と日本語基礎テストが行われることになりました(「介護の特定技能試験が始まる! ミャンマーの日本…

ベトナム人介護職員に聞くー日本語、仕事、将来の夢

人出不足の介護現場では、外国人職員が活躍しているところが少なくありません。山梨県甲州市にある社会福祉法人光風会は10年以上前から積極的に外国人人材を受け入れています。実はアルクでは現在、介護の日本語を学ぶ教材を開発していて、光風会にはさまざ…

編集部お勧め! 初日の授業の前に読んでおきたい5冊

どんな日本語教師でも、クラスの最初の授業は緊張するものです。どんな学習者だろう? うまく導入できるかな? 難しい質問をされたらどうしよう? そんな不安をお持ちのあなたのために、編集部が初日の授業に臨む前に読んでおいたほうがいいと思う5冊の本を…

日本語能力試験に学習者を合格させるための「読解」攻略法

日本語を母語としない人を対象に、日本を含め世界86カ国・地域(2018年)で行われている試験が日本語能力試験(Japanese-Language Proficiency Test、以下JLPT)です。日本語学習者の日本語能力を測る最大規模の試験として、年々受験者が増えています。皆さ…

日本語教師になろう!―ビジネスパーソンに教えるために必要なことは?

一口に日本語学習者と言っても、日本語学校、専門学校、大学の留学生もいれば、企業の外国人社員もいます。つまり日本語教師が教える相手はさまざま。日本語教師を目指す方の中には、自分の社会経験を活かしてビジネスパーソンに教えたいと考える方もいるで…

介護の特定技能試験が始まる! ミャンマーの日本語教室から

日本の国内産業の人手不足を背景に2019年から始まった特定技能制度。海外ではこれまでにフィリピン、インドネシア、カンボジア、ネパールなどで技能試験と日本語基礎テストが行われてきましたが、いよいよミャンマーでも2020年3月から介護分野の技能試験と…

6大学14人の留学生が熱く語った「日本での経験」

日本で学ぶ諸外国からの留学生たち。異文化の中で様々な経験を重ねる中で、どのように考え、学んでいるのでしょうか。そうした日頃の学びの成果を発揮し、大学の枠を超えた国際的な文化交流を図ることを目的として、2019年12月8日(日)、上智大学キャンパス…

編集部お勧め! 3月に行きたい全国日本語教育関連イベント6選

3月に全国各地で行われる日本語教育関連のイベントをご紹介します。(NJ編集部) この春から日本語教師の勉強を始める人、日本語を教え始める人もたくさんいらっしゃると思います。春には全国で日本語教育関連のイベントがたくさん開かれますので、興味があ…

日本で英語教師をしていた僕が、オーストラリアで日本語教師になって思ったこと

昨年6月に渡豪、7月からは8〜12年生(中学2年生〜高校3年生)までの授業を担当していた黒沢 毅先生。日本では公立高校の英語教員をされていました。オーストラリアの中高生に英語で日本語を、しかもひとりで教えることの難しさを痛感されながらも、日々教え…

日本人が日本語教育文法を身につけるのは大仕事

日本語教師であれば避けて通れないのが「文法」です。日本語教師が文法をきちんと理解していないと日本語の授業は成り立ちませんし、学習者からの質問にも的確に答えられません。日本語教育における文法の大切さについて、日本語教師にとって必要な文法項目…

日本語教師になろう!―ベールに包まれた日本語学校での生活とは

今、注目の仕事、日本語教師。養成講座を終えたり、日本語教育能力検定試験に合格したのち、日本語学校で教えることになったら、どんな生活が待っているのでしょうか。日本語教師の「たまご先生」(現在養成講座、通信講座で勉強中の方や、教え始めて間もな…

外国人が感じる、日本のこれってびっくり!すごい!ちょっと面倒?

留学や海外旅行などで日本以外の国へ行くと、ちょっとびっくりしたり感心したりする、その国の文化に出会いますよね。それは日本へ来る外国人も同じこと。日本で働くスウェーデン人、日本に留学、就労経験のあるイタリア人、そしてフィリピン、マレーシア、…

外国人日本語学習者が感じる、日本語の不思議

外国人にとって日本語はとても難しい言語です。英語とは文法が全く違いますし、言葉の意味を理解しても、使い方によって全く違った意味になったりします。フィリピン出身で日本の大学に留学中、日本語学習歴3年のアルダさんが、日本語の使い方の難しいとこ…

学習者の表現を広げる・深める教師力

まだ日本語がほとんど話せない外国人と日本語でコミュニケーションを取るとき、どうすれば彼らの思いや考えをきちんと「聞く」ことができるのか。学習者が思いを伝えられるようになることを目的とし、そこからスタートする教室活動とは。福岡市で行った行政…

日本語教師になろう!―日本語学校への「就活」は「婚活」と同じ

外国人に日本語を教える日本語教師という仕事に益々関心が高まっている昨今。しかし、どのような場所で教え、どのような働き方があるのか、その実情については案外知られていないのではないでしょうか。ここでは日本語教師の「たまご先生」(養成講座、通信…

介護・看護の日本語教育の現状と課題

先日、編集部に1冊の本が送られてきました。書名は『介護と看護のための日本語教育実践:現場の窓から』(ミネルヴァ書房)。350ページを超える大著で、介護・看護分野の日本語教育の全体像が分かりやすくまとまっていました。本書をまとめられた神村初美先…

教師採用で見るのは、自ら学ぶ姿勢と学習者との信頼関係構築力

日本語教育能力検定試験の結果が発表になり、これからいよいよ日本語を教え始めるという方も多いと思います。また、教える場として日本語学校を選ばれる方も多いと思います。日本語学校に採用してもらいたいと思った場合、採用時に採用側は応募者のどのよう…

オーストラリア人高校生が体験した、日本での高校生活と日本文化

2019年6月に渡豪し、8年生から12年生(中学2年生から高校3年生)の日本語クラスを担当する黒沢 毅先生。日本では公立高校の英語教員をされていたので、英語で日本語を教えることの難しさを痛感されつつ、日々喜びと充実感も味わっておられます。そんな黒沢先…

初チャレンジで日本語教育能力検定試験に合格するまでの6カ月を振り返る

日本語教育能力検定試験の合格者の72%は1回目の受験で合格しています(2019年度日本語教育能力検定試験「応募者・全科目受験者の状況」)。春から本格的に勉強を始め、6カ月という短い期間で、初チャレンジで見事検定試験に合格したエイミーさん(仮名)…

特定技能制度の日本語教育を支える国際交流基金日本語国際センターの教師研修

2019年4月に新設された在留資格「特定技能」は、人手不足が激しい業種に絞って外国人を受け入れるものです。日本政府は5年間で最大35万人という高い受け入れ数値を試算しており、今後この分野での日本語教育が重要になってきます。送り出し国で行われる日本…

2020年の日本語教育界を展望する

2020年は日本語教育界にとって大変重要な年になります。日本語教師の資格化や日本語教育の推進に関する国の基本方針については、上期中にその方向性がまとまります。年々増加する在日外国人はさらなる増加が見込まれ、夏には東京オリンピック・パラリンピッ…

講師のアドバイスをメモしたレジュメファイルが武器に。― 日本語教育能力検定合格者のスクール活用術

合格率約2割の狭き門をいかに効率良く、確実に突破するか。 日本語教育能力検定試験対策の有効な方法の一つとして、スクールの活用が挙げられます。 ここでは、日本語教師養成講座で学び、見事一発で検定合格を果たした合格者に その学習法を紹介してもらい…

人生100年。定年のない日本語教師という仕事

人生100年時代。人間の寿命はますます長くなり、先進国では2007年生まれの2人に1人が100歳まで生きるともいわれています。これから人生設計を考えた時に、いつまでもやりがいを持って、生き生きと働きたいと思う人は多いでしょう。ここでは、70歳を過ぎた…