日本語教師を目指している人が待ちに待っていた、令和2年度日本語教育能力検定試験の出願期間が発表になりました。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、春先の日本語能力試験や日本留学試験などの日本語教育関連試験は軒並み中止となっておりましたが、日本語教育能力検定試験は10月25日(日)の本試験の実施に向けて動き出しました。(編集部)
主催団体発表~出願期間が2週間と短いことに注意!
主催団体である日本国際教育支援協会のホームページには、日本語教育能力検定試験の実施について、当初からの変更点・注意点が赤字で示されています。
日本語教育能力検定試験は、日本語教員となるために学習している方、日本語教育に携わっている方に必要とされる基礎的な知識・能力を検定することを目的としています。
令和2年度の試験について
令和2年度の日本語教育能力検定試験は、新型コロナウイルス感染症拡大の状況下、受験者の皆様の安全確保と、感染防止対策を施し実施に向け準備を進めています。今後、状況が変化し、試験の実施に影響する場合は本サイトにてご案内いたしますので随時ご確認願います。
【出願期間】令和2年7月20日(月)から8月3日(月)まで(当日消印有効)
【試験日】令和2年10月25日(日)9:00~16:40
【受験料】10,800円(税込)
【試験地】北海道(札幌) 、東北(仙台、福島)、関東(東京)、 中部(愛知)、 近畿(大阪、兵庫)、中国(広島)、九州(福岡) (予定)
【合否結果通知の発送】令和2年12月25日(金)(予定)
(試験地について)
・今年度新型コロナウイルスの感染症拡大対応のため、従来通りの会場を確保できない状況にあります。希望された試験地にならない場合があります。予めご了承ください。
・受験願書の④受験希望地区「東北(仙台)」を選択した方は福島県内の会場になる場合があります。
・受験願書の④受験希望地区「近畿(大阪)」を選択し、⑥都道府県コード欄に「28兵庫県」を記入された方は兵庫県の会場になる場合があります。
(受験料の返金について)
・新型コロナウイルス感染症拡大等により、試験が中止になった場合、受験料は返金いたします。受験願書の⑤連絡先の電子メールアドレスに返金のお知らせを送信する予定ですので、記入願います。但し、自己都合の場合は返金いたしません。
【受験案内(出願書類付き)の販売】
令和2年度の受験案内(出願書類付き)は7月15日(水)から株式会社凡人社のホームページより販売されます。全国の主要書店では7月中旬より順次販売されます。
※書店により入荷時期が異なります。令和2年度の取扱書店は、販売元:株式会社凡人社でご確認ください。出願締切間際は受験案内が売り切れることもありますので、お早めにご購入ください。
まずは、売り切れる前に願書を手に入れること
受験される方がまずしなければならないのは、願書を入手することです。主催団体発表にもあるように、願書は株式会社凡人社のホームページまたは全国の主要書店で入手できます。前年まで日本語教育能力検定試験の受験者は5年連続で増え続けており、昨年は願書が売り切れてしまった書店もありました。まずは、早めに願書を入手しましょう。
次にしなければならないのは出願ですが、これが例年に比べてかなり短いので注意が必要です。出願期間は7月20日(月)から8月3日(月)までのわずか2週間。願書入手から出願まで、一気に進めてしまうことをお勧めします。
また、受験地によっては新型コロナウイルス感染症拡大への対応のため、自分が希望した受験地ではなくなる可能性もあります。仙台および大阪で受験される方は注意が必要です。
そして現在のところは実施に向けて動いていますが、新型コロナウイルス感染症が完全に終息はしていない中、万が一状況が変化して試験の実施に影響する場合は、主催団体である日本国際教育支援協会のホームページで案内されますので、こまめにチェックするようにしましょう。
一刻も早く新型コロナウイルス感染症が終息し、無事に本試験の日が迎えられますことを、受験者・関係者の皆さんと一緒に祈りたいと思います。