コロナもようやく落ち着き、日本語教育関連のセミナー・イベントに積極的に参加できる状況になりました。ここでは11月に予定されている、オンラインで行われる日本語教育関連のオンラインイベントをご紹介します。興味のあるものがあれば、ぜひ積極的&気軽に参加してみてください。きっとさまざまな新しい発見があると思います!
凡人社オンライン日本語サロン研修会 技能別授業の組み立て方からリフレクション(振り返り)まで―どう教える?日本語教育 「読解・会話・作文・聴解」の授業―
技能別(読解・会話・作文・聴解)の授業について「進め方がわからない」「いつもやり方が同じになってしまう。」という声が多く聞かれます。本研修会では本書のコンセプトとともに技能別授業の基本的な組み立て方についてご紹介します。授業に不安や疑問を抱いている皆さん、基本に立ち返って考えてみたいという皆さんのご参加をお待ちしています。基本のステップをもとにして、バリエーション豊かな授業を展開していきましょう!
主催:アルク・凡人社
日時:2021年11月6日(土)10:00~11:30 (オープン 9:40)
定員:250名(先着順、定員になり次第締め切ります)
講師:望月雅美(埼玉大学日本語教育センター)
形式:ZOOMオンライン
参加費:無料 ※要予約、前日(11/5)17時までに招待URL送ります。
詳細・申込方法:凡人社
ABK日本語教育勉強会 実は簡単!? 動画の作り方 Zoomを使って、すごくない動画を気軽に作り、YouTubeにアップロードする方法
リアルタイムの授業時間以外にも日本語を勉強してほしい。そんな時の武器の1つが動画ですが、動画の作成は未経験者には少しハードルが高く感じられるのではないかと思います。そこで、日本語教師・語学学習者としてマイペースに動画作成を行っているHana先生をお招きし、Zoomを使って気軽に撮影・編集した動画を作り、YouTubeにアップロードする方法をご紹介いただくことにしました。ちなみに、YouTubeにアップロードした動画は、自分しか見られない「非公開」や、リンクを知っている人しか見られない「限定公開」、世界中の人が見られる「公開」を指定でき、いつでも切り替えることができます。授業の予習・復習の動画はもちろん、どんな動画を作るかはアイデア次第。 はじめの一歩、やり直しの一歩、一緒に踏み出してみませんか。
主催:ABK学館日本語学校
日時:2021年11月6日(土)9:30~11:30(情報交流会:~12:30 自由参加)
申込・入金締切:10月29日(金)17時
講師:Hana(2018年より日本語教師となり、海外語学学校を経て、現在は国内留学生向け日本語学校勤務)
形式:ZOOMオンライン
参加費:2,000円
詳細・申込方法:ABK学館日本語学校
京都日本語教育センター70周年記念・春原憲一郎先生追悼講演会「生き延びるための言語教育」
コロナ禍によって露呈した日本社会のさまざまな問題。とりわけ「ウィシュマさん事件」に象徴されるように、外国人、女性、子どもといった弱い立場の人たちに対する「暴力」が可視化されました。こうした暴力は、実はコロナ禍以前から存在していたものであり、日本人自身の人権意識の低さに起因するものです。わたしたちは、日本語を学びたい、日本に暮らしたいと考える人たちにとって、魅力的で、安心・安全な社会を実現できるのでしょうか?
フェミニスト、社会学者として、長年にわたり日本社会の暴力と闘ってこられた上野千鶴子さんをお迎えして、外国人、日本人が共に(あるいはそれぞれに)生き延びるための「言葉の教育」を考えてみたいと思います。それはきっと、今年5月に亡くなった春原憲一郎さんが、友人である上野さんに託したメッセージです。
主催:公益財団法人京都日本語教育センター・京都日本語学校
協賛:ココ出版
後援:アスク出版・アルク・オープンゲート・くろしお出版・国書刊行会・スリーエーネットワーク・凡人社
日時:2021年11月7日(日)14:00〜15:40
申込締切:2021年11月6日(土) 23:59
講師:上野千鶴子(社会学者・東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションットワーク(WAN)理事長)
形式:ZOOMオンライン
参加費:無料
※視聴URLはお申し込みいただいた皆さまに当日お知らせいたします。
定員:1000名
詳細・申込方法:https://haru-ueno-kyoto70.peatix.com/
凡人社オンライン日本語サロン研修会 学習者の「私らしく暮らす」をかなえる教室活動~『生活者としての外国人向け 私らしく暮らすための日本語ワークブック』を中心に~
今、地域の日本語教育が熱くなっています。これまで活動を行ってきた方々に加え、教室がなかった地域でも、自治体と連携した教室がつくられています。その結果、日本語教師がコーディネーターとして関わる機会も生まれています。では、みなさんは、どのような教室活動を行いたいですか。「1週間に1回の教室活動では文型を積み上げるのは無理」という声が聞かれます。でも、おしゃべりだけだと、何を学んだかがはっきりしない、という声も聞かれます。求められているのは、1回ごとに完結し、その日に学んだことが明確であり、その地域で暮らしやすくなる教室活動。今回のセミナーでは、学習者一人ひとりが「私らしく」暮らせるようになることをテーマに、『生活者としての外国人向け 私らしく暮らすための日本語ワークブック』(アルク発行)を中心に、これからの地域の日本語教育を考えていくための教室活動を提案します。
主催:凡人社
日時:2021 年 11月 13日(土)14:00~16:00 (オープン 13:40)
定員:250名(先着順、定員になり次第締め切ります)
講師:深江新太郎(NPO多文化共生プロジェクト代表)
形式:ZOOMオンライン
参加費:無料 ※要予約、前日(11/12)17時までに招待URL送ります。
詳細・申込方法:凡人社
ABK日本語教育勉強会 授業につながる・つなげる 日本語教育能力検定試験を見直してみよう
日本語教育能力検定試験って挑戦する価値あるのかな。日本語学校の非常勤講師の募集条件には、「日本語教育能力検定試験を合格された方」と並んで、「四大卒で日本語教師養成講座420時間修了された方」とか「大学または大学院で日本語教育に関する教育課程を修了し、卒業した方」というのもあるし、大学時代に遡って単位を取得することは無理だとしても、養成講座で実践的な授業の仕方とか学んだら、それでいいんじゃない?そもそも、この試験に合格しても就職先で評価してもらえるのかな?」という声もあります。「試験だから仕方なく」ではなく、「授業につながる・つなげる」という視点から、この試験を見直す内容です。挑戦中の方も、すでに合格している方も、教師の学びについて考えてみましょう。
主催:ABK学館日本語学校
日時:2021年11月20日(土)9:30~11:30(情報交流会:~12:30 自由参加)
申込・入金締切:11月12日(金)17時
講師:佐伯知美(私立大学大学院外部講師「論文講読入門」「日本語論文講座」担当、都内日本語学校非常勤講師)
形式:ZOOMオンライン
参加費:2,000円
詳細・申込方法:ABK学館日本語学校
ABK日本語教育勉強会 学習者が「自分の軸」を持つための表現活動
進学・就職希望の留学生から次のような質問をされることがあります。「志望動機、どのように書いたら、合格できますか」、また、「私は特別な人間ではないので、自己PRやエピソードで何も書くことがないのですが、どうしたらいいですか」そんな時、どう答えればいいのでしょうか。「外国語である日本語で」となると、どうしたらいいのかわからない、何か正しい答えやモデルがあるのではないかと思う、そんな気持ちはよくわかります。では、どこに答えがあるのでしょうか。「文は人なり!」よく意見文で、自分が書いているのだから、書かれているのは「自分の意見」―のはず、なのに、読み手からすれば、どこかで読んだような気がして……ということがあります。そのような意見文では、説得力を持ったものにならないのではないでしょうか。自分の感性を大切にし、相手に自分の人となりを知ってもらう、そんな気持ちで自分らしさを基軸に表現していく。このことに気付いてほしくて、書く⇒発表する といったことを中心にいろいろな試みをしています。そんな事例を紹介いたします。
主催:ABK学館日本語学校
日時:2021年11月27日(土)9:30~11:30(情報交流会:~12:30 自由参加)
申込・入金締切:11月19日(金)17時
講師:向井あけみ(アジア学生文化協会・ABK学館日本語学校日本語講師、他、日本語教育機関日本語講師)
形式:ZOOMオンライン
参加費:2,000円
詳細・申込方法:ABK学館日本語学校
大阪YMCA日本語教育センター1周年記念特別セミナー 「市民性」を育む地域日本語教室の活動のためにー「対話」を促すツールとしての日本語学習教材ー
主催:大阪YMCA日本語教育センター
日時:2021年11月27日(土)10:00~15:40
申込締切:11月25日(木)
プログラム(部分参加可能):
第1部 基調講演
「対話」から育む「市民性」 ー異論、複数性、政治性をヒントにー
講師:名嶋義直(琉球大学グローバル教育支援機構教授)
第2部 地域で学ぶ日本語学習教材:初級編
『地域で学ぶ入門期からの日本語学習教材 きいて まねして はなしてー「わたしたちが語る」20のエピソード』(大阪府教育庁発行)
講師:矢谷久美子(日本語教育支援グループことのは理事長)
第3部 地域で学ぶ日本語学習教材:初中級編
『地域で学ぶ日本語学習教材 話して 書いて 伝え合う 私のこと・あなたのこと』(大阪府教育庁発行)
講師:亀田美保(大阪YMCA日本語教育センター センター長)
形式:ZOOMオンライン(予定)
参加費:無料
定員:100名 ※申し込み先着順
詳細・申込方法:大阪YMCA日本語教育センター