2022年3月、4月に行われる日本語教師のためのセミナー情報をお届けします。これから留学生の入国が本格化してくる予定ですから、日本語教師の活躍がますます期待されるはず。日本語教師として再始動するという方もいらっしゃるのでは。それぞれがブラッシュアップして留学生を出迎えたいですね。
▼凡人社オンライン日本語サロン研修会日本語を「いい加減に」眺めてみると
「文法」を、ガチガチに固まったものと考えるより、もっと揺らぎのある寛容なものであると捉えて、考えてみると、日本語のどのような姿が見えてくるでしょうか。
『いい加減な日本語』(凡人社発行)は、ノダ、指示詞、フィラー、若者のことばなどを通じて、日本語の「いい加減な」姿を紹介しています。
本セミナーでは、本書の紹介と、「いい加減な」観点から、他の日本語の文法についても眺める方法を、みなさんと一緒に考えることができたらと思っています。
「いい加減な」視点は、これからの日本語教育にも取り入れることができると思います。
主催:凡人社
日時:3月26日(土) 10:30~11:30(オープン 10:10)
定員:250名(先着順、定員になり次第締め切ります)
講師:堤良一先生(岡山大学准教授)
対象:主に大学教員、大学院生、日本語教師、日本語教育ボランティア、など
参加費:無料 ※要予約、前日(3/25)17時までに招待 URL を送ります。
詳細・申込方法:凡人社
▼オンライン読みもの作成入門講座
「多読用読みもの」の作り方をオンラインで学ぶ講座です。作成のポイントを学び、実際に作る体験をしていただきます。多読について知識があるが読みものを作ったことがない、これから作りたいという方、お集まりください!
主催:NPO多言語多読
日時:3月27日(日) 9:00 - 12:00
定員:先着12名(3名以下の場合中止することがあります)
形式:ZOOM
参加費:2,200円
詳細・申込:NPO多言語多読
▼オンライン日本語多読授業入門講座
多読の意義や効果についての講義、実際の多読授業のやり方の説明、そして実践報告があります。参加者のみなさんのご質問やご相談にもできるだけお答えします。
主催:NPO多言語多読
日時:4月3日(日) 9:00 - 11:15
参加費:2,200円
詳細・申込:NPO多言語多読
▼模擬授業 入門漢字80の授業 ミャンマーオンラインコースでの実践から
漢字の時間は1回20分。9回の授業で、80の漢字をどのように扱ったのか。媒介語(英語、ミャンマー語)をどのように使ったのか。非漢字圏の学習者に、漢字に関心を持ってもらう工夫は、効果があったのか。
模擬授業(授業の再現)を交えながら、報告をします。
主催:ABK館学日本語学校
日時:4月16日(土) 9:30~11:30(情報交流会:~12:30 自由参加)
お申込みとお支払いの締切り:4月8日(金)17時(日本時間)
形式:ZOOM
参加費:2,000円
詳細・申込方法:ABK学館日本語学校
▼ヴェルボトナル法(VT法)を知る・活かす音声指導の切り口を増やそう
【講師メッセージ】
今回、「現場での発音のもやもやを一刀両断!」といきたいところですが、「スッキリ解決」とはならないかもしれません。ただ、ヴェルボトナル法(VT法とも表記される)の紹介を通じて、音声の捉え方、指導のアプローチという面から、今までと少し違う切り口がご提案できるのではないかと思っています。
発音の問題は、最も母語干渉を受けやすいとも言われており、学習者に知識伝授するだけでは解決しないケースが多いです。それは「調音は“運動”である」からだと思います。音声が我々の身体を通して発せられる以上、そのメカニズムを基盤とした指導が必要になります。そこでヒントをくれるのがヴェルボトナル法です。
当日は具体的な指導方法として「身体リズム運動」、「わらべうたリズム」等の考え方を紹介し、実践(時間の許す限り)したいと思います。
主催:ABK日本語学館
日時:4月23日(土)9:30~11:30(情報交流会:~12:30 自由参加)
お申込みとお支払いの締切り:4月15日(金)17時(日本時間)
講師:中野二郎(拓殖大学)
形式:ZOOM
参加費:2,000円
詳細・申込方法:ABK学館日本語学校
▼入門期の日本語教育 『TRY! START』の考え方
入門期をテーマに、『TRY! START』著者の町田先生と学びます。
短期間の日本語学習で生活や仕事に入る学習者の授業や、長期に学ぶ学習者のスタート段階などに、役立つヒントが見つかると思います。
【講師メッセージ】
これから日本語の勉強を始めるという学習者、期待と不安でいっぱいの学習者の方に、まず初めに身につけてもらいたいものは何か、そのためにどんなアプローチが必要かについて、皆様と一緒に考えていきたいと思っています。
『TRY! START』(アスク出版)は入門期の学習者に必要なプロセスを念頭に作られたテキストです。あまりご存じないと思いますので、『TRY! START』のテキストの基本的な考え方などをご紹介しながら、活用法を考えたいと思います。それは前回のテーマ、再履修者への学習の進め方にも相通じるものだと思っています。
『TRY! START』をお使いにならない方にも、入門期の学習の進め方の参考になるようにしたいと思います。ご参加、お待ちしています。
日時:4月30日(土) 9:30~11:30(情報交流会:~12:30 自由参加)
お申込みとお支払いの締切り:4月22日(金)17時(日本時間)
講師:町田 恵子(元 アジア学生文化協会日本語コース 副校長・教務主任) 『TRY!』シリーズ(アスク出版) 著者
形式:ZOOM
参加費:2,000 円
詳細・申込方法:ABK学館日本語学校
★技能別の教え方を磨こう!『どう教える?日本語教育「読解・会話・作文・聴解の授業』(アルク)