2022年10月、11月の日本語教師のためのセミナー情報をお届けします。10月から新学期を迎え、日本語教育機関も更に活気づいている様子がうかがえます。日本語教師の方たちは、忙しくも充実した毎日を過ごしているかと思いますが、時間を見つけてセミナーにご参加いただけたらと思います。
▼モデル会話からの脱却!生きたやりとりへの気づきを目指す-『キャラクターと学ぶ リアル日本語会話』を通して‐
一通り初級文法を終えた学習者が直面する日本語の壁。それはモデル会話通りには進まないリアルな世界です。日本語社会での暮らしには、文脈理解や、非言語表現に込められたメッセージへの気づきが求められます。
多くの外国人が実社会で日常的に日本語を使って暮らす時代に移行した今、なんとかこの課題を解決したいと、何気ないやりとりを通して見える日本語コミュニケーションを、4コママンガと音声で楽しく学んでもらえる教材を開発しました。シェアハウスの5人の外国人と日本人オーナー夫妻の日々を通して、小さな誤解や小競り合いなど、日常の<あるある>を共に経験しながら、モデル会話では難しい、生きたやり取り、正解のないコミュニケーションへの気づきの入り口となることを目指しました。
セミナーでは、この本の趣旨、構成、開発のベースとした交流分析という心理学理論について触れつつ、使い方などについてもご紹介致します。
主催:アルク
日時:10月29日(土) 10:00~12:00
講師:山本弘子、松尾恵美(カイ日本語スクール)
形式:ZOOM
参加費:無料
申込方法・詳細:https://alc20221029-realnihongokaiwa.peatix.com/
▼令和4年度日本語教育能力検定試験 振り返り会
2022年10月23日(日)に行われる令和4年度日本語教育能力検定試験の受験者限定の「振り返り会」を試験当日の夜に行います。「振り返り会」では参加者が各々自分の解答を持ち寄り、「振り返り会」としての解答案を作成します。多くの人に選ばれた解答の情報を皆で共有することで、受験された皆様が心穏やかに本試験の一日を締めくくれる場にしたいと思います。
※「振り返り会」は「正解」を確定させる場ではありません。
※「正解」は12月の主催団体発表や、各教育機関の解答速報を参考にしてください。
主催:株式会社エンガワ
日時:10月23日(日)20:00~21:30
形式:ZOOM
参加費:無料
参加条件:以下の2つの条件を両方とも満たすこと
・令和4年度日本語教育能力検定試験を受験していること。
・ご自身がマークシートで選んだ解答の情報を会が始まるまでにグーグルフォームに入力していること。
詳細・申込方法:https://1023kentei.peatix.com/
▼凡人社ハイブリッド日本語サロン研修会 教室の内と外をつなぐ語彙学習
学習者が日本語を学ぶ目的はさまざまですが、どんな場合も語彙の学習は必要です。しかし、語彙学習は学習者任せになりやすく、どのようにサポートをすればよいか悩んでいる方も多いと思います。
今回のセミナーでは、語彙を「学ぶ」ことについて改めて整理し、学習者の目標・ゴールを意識した日本語活動や授業のあり方について考えてみたいと思います。学習者の日常と教室での学びをつなぐために、学習者と支援者がともにできるひと工夫について一緒に考えてみませんか。
主催:凡人社
講師:石澤 徹先生(東京外国語大学大学院国際日本研究院 准教授)
日時:11月12日(土)14:00~16:15(オープン13:40)
・第1部 14:00~15:00(オープン13:40)※オンライン視聴可
・第2部 15:15~16:15※会場のみ実施
会場:
・オンライン(Zoom Meetingを使用)前日(11日)17時までに招待URLを送ります。
・対面 高知商工会館(高知市本町1-6-24)寿の間
定員:
・オンライン 100名(要予約、先着順、定員になり次第締め切ります)
・高知商工会館 40名(要予約、先着順、定員になり次第締め切ります)
対象:主に日本語教師、日本語教育ボランティア、大学生・大学院生、大学教員など
参加費:無料
詳細・申込:https://www.bonjinsha.com/wp/event
▼ポストコロナ時代を生きる日本語教師シリーズ:第 3 回セミナー 広がる「やさしい日本語」の世界―日本語教師の幅を広げるために知っておきたいこと―
日本語教育推進法の施行、日本語教師の国家資格化の動きなど、日本語教師を取り巻く環境は現在大きく変化しており、日本語教師の社会的役割はますます重要になってきています。「ポストコロナ時代を生きる日本語教師シリーズ」では、そのような変化の激しい日本語教育の世界を広い視野で見つめ直し、これからの日本語教師に必要な情報をお届けし、必要なスキル・資質・能力を伸ばすためのヒントをご提供します。日本語教師のネットワークを広げるための場としてもご活用ください。
主催:株式会社ウィザスグローバルソリューションズ
協力:株式会社ウィザス、アルファ国際学院、I.C.NAGOYA
日時:11月19日(土)11:00~12:30 ※11月9日(水)17時までにお申込みください。
講師:講師:岩田 一成 氏 聖心女子大学現代教養学部 日本語日本文学科教授
対象:日本語教師、日本語教師を目指している方
形式:ZOOM 配信
参加費:無料
詳細・申込方法:https://with-us-gs.co.jp/img/20221119.pdf
▼【後期】『まるごと』オンライン講座(全6回) 日本語教育の新しい枠組み~教師のマインドセットと現場での活かし方~
第5回:10月29日(土)13:30~16:00(オープン13:10)
課題遂行で考える学習評価(八田直美先生)
評価は何のために、誰のためにあるのでしょうか。
学習者の課題遂行(Can-do)を評価するパフォーマンス評価の考え方とその実践を中心に、自己評価やポートフォリオについても取り上げます。
第6回:11月19日(土)13:30~16:00(オープン13:10)
JFスタンダードと教材開発 ―『まるごと』はこうしてできた― (来嶋洋美先生)
新しい枠組み(JFS)で教材を開発したらどんなことが起こるのか?レベルの捉え方、目標にするCan-doの選定、それを具体化した会話文の作成等々、開発上の面白さと難しさを皆さんと共有します。
※第1回~第4回は終了しました。
主催:凡人社
形式:ZOOM
対象:主に日本語教師、日本語教育に関心のある方など
参加費:各回2,000円(税込)