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日本語ジャーナル:日本語を「知る」「教える」

令和4年度日本語教育能力検定試験 アルクの解答速報

2022年10月23日に行われた日本語教育能力検定試験。受験された皆さま、お疲れさまでした!アルクでは毎年、検定試験の解答速報を作成しています。アルクが独自に作成するもので、試験主催団体から公表されるものではありませんので、ご注意ください。解答に関してのお問い合わせは受け付けておりません。主催団体からの公式解答は、通常は12月23日(金)の合格発表時に主催団体のホームページに掲載されます。

 

 

問題17 記述式問題 解答例

学習者自身に学習過程や結果を評価させることは有意義だと考えられる。学習者が一喜一憂するのはテストの点数だけに囚われているからであろう。しかし、毎回実施されるテストとは、教授内容を理解し習得できているかどうか、教育指導上の問題がないかなどを把握する形成的評価を目的に行われている。点数も重要だが、解答内容を分析することで、学習者ごとに学習上の問題点や課題も把握できる。その分析と自己評価を学習者にさせることで点数だけではなく自身の学習上の課題や不足点にも意識が向くようになる。さらに、学習者が行っている学習方法や工夫といった学習ストラテジーが本当に効果的かどうかを振り返る機会にもなる。しかし、他者評価に慣れている場合、何を拠り所に自己評価すればよいか迷うだろう。そこで、評価指標として評価の観点と達成度合いを示したルーブリックを作成し渡す評価観点と達成度合いは学習目標にもなり、学習意欲を高め、自己評価を促すことにもつながると考える。

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ご自身の解答と照らし合わせてみて、いかがでしたでしょうか。試験の振り返りに役立てていただければと思います。

 

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