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日本語ジャーナル:日本語を「知る」「教える」

『マンガでマスター 日本語文型70』発行!「楽しい」と「学び」を両立する新しい学習書

『マンガでマスター 日本語文型70』は初級文型70を理解し、使える・話せるようになることを目指す、マンガとイラストをふんだんに使った日本語学習教材です。ストーリーを味わいながら楽しく学べる本テキストの内容をご紹介していきます。

全編ほぼ、マンガとイラスト! マンガやイラストを使うのは文型理解には最適

『マンガでマスター 日本語文型70』はマンガとイラストを使って文型の使い方を理解し、話す練習をした後タスクに挑戦する「文型を使いこなせるようになる」ことを目指すテキストです。マンガを使って文型を学ぶと、どんな人間関係の上で話しているか、どんなキャラクターの性格や背景があって話しているか、どんな場面・状況で話しているかが一目瞭然なので、文型を使うための理解が深まります。

3章の構成で、1章ごとにストーリーマンガがつき、1文型ごとに文型練習と、たくさん話すためのタスクが用意されています。扱っている初級文型は全部で70です。

マンガを使ったテキストはこれまでもあるものの、ここまで全編マンガとイラストから学べる日本語学習書はなかったかもしれません。ぜひ試し読みもご覧ください。

  https://alc.tameshiyo.me/9784757440302 

全3章、それぞれ個性的な人物が登場

第1章は大学生のミサキ先輩とかこ、第2章は定食屋のオーナー翠さんとアルバイトのみさきちゃん、第3章は会社員である三崎主任と白井大和が主な登場人物。ミサキ先輩はアルバイトの面接に落ちまくり、かこちゃんはそんな先輩を励ます元気で思いやりのある女の子です。ミサキ先輩を応援し、やとってくれるのが、定食屋のオーナー翠さん。それぞれの性格や、相手との関係性がわかるから、文型を使う状況や気持ちを理解しながら問題にトライできます。

ストーリーマンガで背景を理解した後、各文型の練習を

例えば冒頭のストーリーマンガでミサキ先輩がオーストラリアに留学したいこと、お金に困っていることがわかります。その後で「~たいです」の練習をコマイラストに沿って進めると、ミサキ先輩の気持ちを理解しながら「~たいです」に当てはめていくことができます。

楽しみながらたくさん話せる練習やタスクが満載

コマイラストで練習した後に行う、スマートフォンを使ったアクティビティや、自分自身について語るミニスピーチなど多彩なタスクを、各文型ごとに収録しています。マンガやイラストで練習したら、文型を使いこなすためのタスクに挑戦してください。これらのタスクも全てイラストつきで、楽しく取り組めます。

全編マンガとイラストで楽しく学べる『マンガでマスター 日本語文型70』。ぜひ授業に取り入れて活発なやりとりをしながら、文型を使いこなす練習をしてください。

そして最後のストーリー「それから」で明かされるこの全3章の登場人物の関係性は実は……⁉ ぜひ実際にお手にとってご確認ください!