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日本語ジャーナル:日本語を「知る」「教える」

日本語教育の現在と未来が見える。『日本語』いよいよ発売開始

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アルクの創立50周年を記念して、「日本語教育の現在と未来」がまるごと分かるムックを刊行します。(編集長)

新刊のタイトルは「日本語」

書名は、ずばり「日本語」。外国人受け入れのための法整備が急激に進む中で、日本語教育の世界はどう拡大し、日本語教師の役割はどう変わっていくのか。

日本語教師や日本語教師志望者必携の一冊です。

日本語 (アルク地球人ライブラリー)

日本語 (アルク地球人ライブラリー)

 

第1部:日本語教師が知っておきたい「外国人受け入れ」最新動向

最近、都会のコンビニ、居酒屋などで外国の人が働いている姿をよく見かけませんか。また、食品や機械工場、農業・漁業から介護やITといった最先端の現場でも外国人材がどんどん増えています。というより、外国人なしには多くの産業が既に成り立たなくなっています。

第1部では、宿泊・介護・看護・食料品製造・ITなど、日本全国のさまざまな「働く現場」で活躍する外国人の姿を紹介します。

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少子高齢化に伴い生産年齢人口は急激に減少しており、その対策に国もようやく重い腰を上げました。「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」「留学生の就職支援のための法務省告示改正」「特定技能」「日本語教育推進法」など、日本で働き、生活する外国人を支えるさまざまな法整備についても、徹底的に分かりやすく解説します(法律の名前は長い上に中身はわかりにくいので)。

第2部:日本語教育はどう変わる? 動き始めた外国人との共生社会

多文化共生社会に向けて動き出した日本社会。その中で、日本語教育の規模は拡大し、日本語教師の役割は今まで以上に重要になっています。

第2部では、今、日本語教育の中でどのようなことが起きていて、そこで何が日本語教師に求められているのかを、さまざまな角度から捉えます。日本語教師の皆さんには特に関心の高いところだと思います。

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今まさに動きつつある日本語教師資格創設の動き、6月に「日本語教育推進法」を成立させた立役者・日本語教育推進議員連盟の馳浩事務局長(衆議院議員)のインタビュー、特定技能で始まった日本語基礎テストや日本で働く際に求められる日本語力についての解説、日本語指導を必要としている児童生徒については田中宝紀さん(NPO法人 青少年自立援助センター)の寄稿、多文化共生の共通語「やさしい日本語」については庵功雄さん(一橋大学教授)へのインタビューなど、ホットなテーマ、話題のキーパーソンが続々と登場します。

特別対談&座談会&オピニオン

さらに、特別対談では、日本語教育学会会長の石井恵理子さん(東京女子大学教授)と外国人定住政策の第一人者の毛受敏浩さん(日本国際交流センター執行理事)ががっぷり四つに組み、外国人受け入れにより広がっていく日本語教育の未来についてディープに語り合いました。

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また、未来の日本語教育を担う若手日本語教師3名には、日本語教師としてのキャリアデザインについて熱く語ってもらいました。読めば読むほど元気が出てくる座談会です。他にも、日本語教育のご意見番・田尻英三さん(元龍谷大学教授)の歯に衣着せぬオピニオンなど、あれもこれもと欲張った一冊になりました!

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日本語 (アルク地球人ライブラリー)

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