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日本語ジャーナル:日本語を「知る」「教える」

地域日本語教育

地域日本語教育でキャリアを拓く教師たち① やりたいことを楽しんでやってみる

日本語教育の分野が留学、就労、生活と区分された現在、生活分野においても、人材育成が行われています。2025年8月23日からは「生活者としての外国人」に対する日本語教師【初任】研修(文科省委託事業)がインターカルト日本語学校主催で開講されます。本…

コミュニティを持つ人たちにとって日本語教室は必要か -北海道・地域日本語教育シンポジウム開催-

2025年1月25日に開催されるSHAKE★HOKKAIDO主催の北海道地域日本語教育シンポジウムをテーマにしたコラムの後編。前編では北海道の浦河町に急増したインドの人達を対象にした日本語教室の実践を中心に、シンポジウムの企画者である平田さんにお話をうかがいま…

北海道 ナゼここに? 新しいコミュニティ(北海道地域日本語教育シンポジウム)

2025年1月25日に第4回を迎えるSHAKE★HOKKAIDO主催の北海道地域日本語教育シンポジウム。今回は、コミュニティをテーマにした内容です。今後、外国人の定住化が進むことが予測される全国の地域社会にとっても興味深いテーマ。企画者である平田未季さん(北…

登録日本語教員や日本語教員試験に関するご質問にお答えします 第2回:勉強法について

先日、編集部から「登録日本語教員や日本語教員試験に関する質問」を募集したところ、皆様から非常にたくさんのご質問が寄せられました。ここで皆様から寄せられたご質問について、これまで公表されている各種資料を基に、個人的な見解を可能な範囲でお答え…

日本人主導の交流を壊し、対等な関係性をめざした多文化えんげきワークショップとは(北海道江別市)

2024年3月1日に、地域にほんごどっとねっと主催のトークサロン「学習者が来なくなった日本語教室、どう立て直す?」がオンラインで開催され、約 100名の参加がありました。北海道で活動するSHAKE★HOKKAIDO主宰者の平田未季さんが話題提供を行った本トークサ…

学習者が来なくなった日本語教室、どう立て直す?(北海道江別市) 

2024年3月1日にトークサロン「学習者が来なくなった日本語教室、どう立て直す?-共生のまちづくりを目指す活動を通して見えてきたこと」がオンラインで開催されます。このトークサロンで話題提供を行う、北海道江別市の平田未季さんに、取り組みの背景を…

地域日本語教育を開拓する日本語教師-福島県いわき市

地域の日本語教育に携わる日本語教師が求められている現在。各地域で、日本語教師が未開拓の領域を切り拓き始めています。今回、福島県いわき市で、企業でのマネジメント経験をフルに生かして活動している日本語教師の下田まりこさんにお話をうかがいました…

ことばを教える教師の役割とは何か-日本語教育のスタートライン2

細川英雄さんへのインタビューを通し、「ことばを教える」ことの本質に迫る全3回の連載。好評であった第1回を受け、第2回は「ことばを教える」ことの中核にある対話活動について、文型を使わせる授業、場面から始まる授業と比較して考えます。その中で、…

地域日本語教育を開拓する日本語教師ー鹿児島県霧島市

地域の日本語教育に携わる日本語教師が求められている現在。各地域で、日本語教師が未開拓の領域を切り拓き始めています。今回、鹿児島県霧島市で「きりしまにほんごきょうしつ」を立ち上げ、活動している日本語教師の本田佐也佳さんに、インタビューを行い…

全国の自治体が立てた地域日本語教育の課題とは?

現在、55の地方公共団体が文化庁の「地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業」(以下、「推進事業」)に取り組んでいます。では、「推進事業」を活用して、地方公共団体は何に取り組んでいるのでしょうか。それは地域の日本語教育に関する課題を解決するこ…

共生への第一歩、地域の外国人住民とのトークフォークダンス

2023年9月2日、福岡市で、地域の日本人住民と外国人住民のつながりをつくる試みとして、トークフォークダンスが開催されました。これまでコミュニティづくりの観点から地域の子どもと大人のしゃべり場であるトークフォークダンスが実施されてきました。本…

外国人に東北のニュースを届ける!河北新報「やさしい日本語ニュース」の取り組み

東北地方の新聞社である河北新報は、外国人に東北の魅力を発信する「やさしい日本語ニュース」というサイトで記事を提供しています。このサイトの記事は宮城県国際化協会(MIA)の日本語講座に携わる鈴木英子さんが監修に協力し、作られています。今回は、漢…

地域日本語教室のニーズは共に生み出していくものーシンポジウム「あらためて、地域日本語教育の『場づくり』を考える」報告

2023年6月10日に行われた地域日本語どっとねっと主催のシンポジウム「あらためて、地域日本語教育の「場づくり」を考える」には、対面、オンライン合わせて約190名の参加がありました。そのトークセッションの中で、「学習者のニーズ」という教室活動を考え…

日本語教室の可能性を切り拓く「福岡モデル」とは

福岡県が2020年度から行っている日本語教育環境整備事業(以下、福岡県事業)の成果報告セミナーが2023年1月19日に開催されました。前回のコラムでは、各自治体の取り組み内容をまとめました。今回のコラムでは、福岡県事業のどのようなところが日本語教室…

地域日本語教育事例報告セミナー「日本語教室の可能性を切り拓く」

2023年1月19日、福岡県が主催した地域日本語教育事例報告セミナー「日本語教室の可能性を切り拓く」(以下、福岡県セミナー)が、アルク、凡人社の協力を得てオンラインで開催されました。地方公共団体の職員など約170名が参加した福岡県セミナーは大きな反…

日本語教師が有償で携わる、企業出資の地域日本語教室が開講

2022年10月7日、福岡県直方市が、2年間の制度設計を経て企業出資に基づいた教室を2クラス、開講しました。授業を行うのは日本語教師です。週1回90分の授業で、目標は生活に必要な日本語の学習を軸として3年間でN3程度のコミュニケ―ション能力を育成する…

情報発信のWEBサイト「地域日本語どっとねっと」始動

地域日本語教育に関連した情報を一元化して届けたい……その共通の思いからアルク、凡人社、NPO多文化共生プロジェクトの3者で協力して立ち上げたのがWEBサイト「地域日本語どっとねっと」です。この記事では「地域日本語どっとねっと」についてご紹介します…

多文化共生のまちづくりに関わる人を増やしていくために

地方自治体を中心にした地域日本語教育の体制整備が進められる中、担当する自治体職員の取り組みが事業全体に大きな影響を与えるようになりました。そこで、2020年度より日本語教室の運営に携わり、現在、様々な機会にその取り組みの紹介を依頼される福岡県…